eスポーツ(テレビゲーム)がアジアオリンピック競技に!
テレビゲームが、アジア版オリンピックことアジア競技大会の正式メダル種目になるそうです!
2022年に開かれる大会で採用されるようです。すんごいですね。
一口にテレビゲームといってもジャンルは色々ありますが、
今回採用されたジャンルは、タイトルにもある通り、eスポーツというジャンル。
でもこの"eスポーツ"って何なんでしょうか。
また、日本は参加するのでしょうか。
この記事ではこれらの点について書いていきたいと思います。
eスポーツとは
そもそもeスポーツってなんなんでしょうか。ウィキペディア先生によると、
エレクトロニック・スポーツ(英: electronic sports)は、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ・競技として捉える際の名称。eSports(eスポーツ)と省略した形で使われることのほうが多い。
との事です。ほえー。
まあ要するに対人テレビゲームのことですね。そう言えばいいのに。
「テレビゲームの何がスポーツじゃい!子供のおもちゃやろ!そんなんしてんと木登りしろ!」
と言いたくなる方もいらっしゃるかも知れませんが、スポーツという定義は深く広いのです。
将棋やチェスなんかも、"マインド(頭脳)スポーツ"っていう立派なスポーツなんですよ。
それを考えれば、テレビゲームなんて、画面の中とはいえ野球とかサッカーとかやってたりするんですから、そりゃもう完全にスポーツですわな。
「スポーツなんやからオリンピックでやってもええやん!素敵やん!」
ってことですね。確かに間違いではない。
…間違いではないですが、今回のニュースには、eスポーツ活性化を願っていた僕も流石に驚きました。
オリンピックて。
もちろん世界規模のオリンピックではありませんが、それでも十分凄い事ですよね。
すごいけどなんかちょっとシュールですね。
オリンピック競技なのに、競技中動かすのは指だけという。
消費カロリーひっくい。確実にスポーツドリンクのスポンサーは付きません。
日本は参加できない!?
テレビゲームの生みの親と言っても過言ではない日本が、まさかの参加出来ない現状だそうです。
何故なんでしょうか。
JOC(日本オリンピック委員会)の加盟団体が無い
日本にはJeSPA(一般社団法人 日本eスポーツ協会)という協会があるようです。
サッカーで言うところの日本サッカー協会みたいなもんですね。
アジア競技大会に参加するには、JOCに加盟している必要があります。
でも、このJeSPA、まだ認可団体になっていないんです。
「団体自体はあるんだったら、認可して貰えばいいだけなのでは?」
と思うかも知れませんが、認可団体になるのにも色々条件があるようで、JeSPAはその条件を満たしていません。
例えば、その団体が
そのスポーツの国内唯一の代表団体であること
という条件があります。
しかし日本には、JeSPA以外にも2つのeスポーツ団体があります。
これじゃ認可は下りませんね。
これらの団体はそれぞれの役割が異なっているらしいのですが、大会参加に向けてIOCから統一を求められている、とのこと。
統一ってそんな簡単な話じゃないですが、参加するためにはどうしても必要。
JeSPAの基本理念は
日本におけるeスポーツの国内普及と世界レベルの向上
協会概要 | JeSPA(一般社団法人 日本eスポーツ協会)
との事ですから、JeSPAが、普及に貢献するためにそれだけの犠牲を払う価値がこの大会にはあると判断するかどうかが、日本の参加不参加を決定する事になりそうですね。
認可団体になるための条件は、団体数以外にも
- 国内に複数の支部を持っていること
- 国内大会を開催していること
などがあるようです。
2016年と17年には日本eスポーツ選手権大会が開催されていますし、
国内支部に関しても17年度中に設ける予定だそうですので、このあたりはクリア出来そうですね。
挑戦権を得るだけでも、越えなきゃいけないハードルがある。
ゲームの世界も色々大変ですね。
ゲーム好きには嬉しい話
「ゲームのオリンピック」なんて、幼少期からゲームに親しんできた自分としてはテンション上がります。
もし自分がプレイしているタイトルなんかが採用されたら…Foooo!
どんなタイトルを採用するかはまだ決まっていないようですが、何が選ばれるとしても、是非盛り上がって欲しいものですね。