2018年も気象庁は梅雨入りを予想しない
知ってました?気象庁が、
梅雨入りを予想してない
ってこと。
え、でも毎年それっぽい予想みたいなの発表してね?
と思ったあなた。
実はそれ、予想じゃないんです。
じゃあ何やってるの?
事前に発表してるのは”平年”の梅雨入り
実は、気象庁が発表しているのは、"平年"の梅雨入りなんです。
それがつまり予想じゃねーの?
違うんです。気象庁のホームページでは、平年について次のように説明されています。
「平年」は、平成22年(2010年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付です。
そう、つまり、
ただの平均値
まあ、統計取って割り出してる日付なので、予想と言えなくもないですが、
「今の天候がこうでこんな風に変化すると予想されるのでうんたらかんたら」と言った、
今年の気象の状態からの予想
でない事は確かです。
というか気象庁は「平年の梅雨入りはこの日付です」と述べているだけで、「だからこれぐらいに梅雨入りすると思います」とは述べていません。
「予想」ではなく、「参考値」といったところでしょうかね。
梅雨入りしたっぽいと思ったらその発表をする
前述したとおり、気象庁は事前に梅雨入り予想は発表しません。
発表するのは、
梅雨入りしたっぽいと思った
ときです。
気持ちの問題?
流石に気持ちの問題では無いですが、はっきりとした発表の仕方はしません。
例えば、平成30年5月7日に更新された表では、
地方:奄美
梅雨入り:5月7日ごろ
となっています。
また、別のページではこうなっています。
梅雨の時期に関する九州南部・奄美地方気象情報 第1号
平成30年5月7日14時00分 鹿児島地方気象台発表
(見出し)
奄美地方は梅雨入りしたと見られます。(本文)
奄美地方では、湿った空気の影響で曇りの所が多く、雨が降っている所が
あります。向こう一週間も前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見
込みです。
このため、奄美地方は、5月7日ごろに梅雨入りしたと見られます。
>「5月7日ごろに梅雨入りしたと見られます」
あいまいィ!
>「向こう一週間も前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見
込みです」
”いつ梅雨入りするか”ではなく”いつ梅雨入りしたか”を予想…するために予想してるんですね。
まとめ
まとめると、
気象庁は、梅雨入りの予想はせず、
梅雨に入った感じがしたら「入った感じがした」って言う
…冗談でちょっとdisってるような書き方しましたが、気象庁にはちゃんと感謝しています。
気象庁のホームページにはこのように書かれています。
梅雨期は曇りや雨の日が多くなって、日々の生活等にも様々な影響を与えることから、社会的にも関心の高い事柄であり、気象庁では、…梅雨の入り明けの速報を…発表しています。
そう、気象庁は僕たちのことを考えて情報を提供してくれているんだ…
ありがとう、そしてごめんなさい…
ちゃんと反省しろよ
はい…でも、なんで平年の梅雨入りの日付出すのに使ってるデータは2010年までなんでしょうね。
2011年以降はデータ取り忘れてたんですかね。
来年からはちゃんとデータ取ってね☆