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ミドル(ミックス)ボイスの感覚を最近掴んだので教えます【音源あり】

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「ミドルボイス練習してんのに出ないんだが…」
「ていうかこれマジで出来るの?無理な気してきた」


そう思っていた時期が私もありましたとも、ええ。



でもね、最近になってやっとミドルボイスが出るようになったんすよ~~Fooooo!!
試しにスキマスイッチの「全力少年」を歌ってみましたので聞いてください。



ちょっとまぁ…音程がアレやけど…
でも音域的には男にしては結構高いところまで出てるよね?


「セェェェェ!」
のところとか結構高いからね?



前までこんな高い声出なかったのに…
今は他にも秦基博とかも歌えるよ!もうすっごいいいよ!



この発声がどうやって出来るようになったのか…知りたくない?



\シリターイ!!/



しょうがないなぁ…じゃあ、
その発声が、どういう経緯で出来るようになったのか、
どんな感覚で発生しているのか等を綴りたいと思います。



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出来るようになった経緯

この記事を読んでいる方なら、もう既に理解しておられる方が多いかも知れないですが、
ミドルボイスは地声を張り上げてるだけでは出ないです。
張り上げミドルすら出ないです。


僕もそのことは理解していたので、
「張り上げたらアカン…アカンねや!」
と思いつつ練習していました。



よく、
「裏声を強く太くしたらミドルになるんやで^^」
と説明されることが多いですよね。

でも、裏声を強くしようとしても、
これ一生裏声のままじゃね?
って思うぐらい全然地声に近づいていかないんですよね。

万事休す。


結局のところ、
強い裏声を出す、という感覚ではミドルは出ませんでした。
※あくまで私個人の経験です。


じゃあ、どうやって感覚を掴んでいったのか。
裏声を絞っていく、という練習で、かなり感覚を掴みました。



この絞っていく、という表現では分かり辛いと思うんですが、
例えるなら、スガシカオさんみたいな
ガラガラしたかすれた発声に寄せた裏声をひたすら出していました。

www.youtube.com
(もちろんこんなに綺麗な発声ではありません。
もっとガラッガラのきったない声で、聞けたものではありません。)


単なるファルセット(息漏れのある裏声)で使う筋肉以外の筋肉を使おうと試行錯誤していたら、勝手にそうなっていました。


このガラガラ声を経由して、最近普通の地声に近い発声(張り上げミドル)が出るようになった訳です。


ただ、張り上げミドルが出るようになった今、
このガラガラ声は必ずしも経由しなければならない過程ではない、
と思います。


というのも、今の地声に近い発声の感覚は、ガラガラ声を発声していたときとはかなり違うものになっているからです。



もし、「スガシカオみたいな発声がしたいんや!」
という方は、今すぐこんな記事を読むのを止めて、上で言ったようなアプローチで練習してみてください。


でも、「かすれた声よりも、もうちょっと艶のある声が出したい」
という方は、次の見出しを読み進めてください。









どんな感覚なのか

結論としては、
裏声に地声の成分を混ぜる
という感覚です。

ネット上でよく見かける表現ですね。


ただ、正直この表現だけではよく分からないですよね。
それで、もう少し具体的な表現をしますと、

裏声から地声に移動する途中の声

という感じです。



裏声を出したまま、同じ音程の地声に移動しようとすると、声が一瞬ではっきり切り替わりますよね?

それを、
一瞬で切り替わらないよう、上手いこと滑らかに変化させ、その変化の途中で止めたらミドルになるんやで^^
ということです。



…正直文字じゃかなり伝わりにくいので、やっぱり動画を参考にしてください。
あるボイストレーナーさんが、ミドル(ミックス)の発声方法を解説している動画です。非常に参考になります。
(というか上で書いたようなことはこの方の動画から学びましたww)


2つの動画を紹介します。
1つ目の動画ではミドルへのアプローチの仕方が丁寧に解説されています。
全部見ることをお勧めしますが、急ぎの方は3:35-5:15辺りを見ると、重要なポイントが分かると思います。

2つ目の動画は、まぁ最悪見なくてもいいかもしれませんが、見た方が僕が上で述べた内容がより理解できると思います。


もし、この動画を見てもよくわからない、もしくは更にアプローチの仕方に関する情報を知りたいという方は、動画を見終わったあと、この記事の続きを読んでください。


3:35-5:15辺りが重要ポイント
www.youtube.com


こちらも参考にしてください
www.youtube.com




どうアプローチすればいいの?

上に紹介した動画がほぼ答えなんですが(結局他人任せ)、もう少し補足したいと思います。

上の動画では、
「裏声から地声移動する途中で止めましょう」
と述べられていますが…

それが出来へんねん!(怒)


という方もいらっしゃるかも知れませんが、怒らないでください。
あの方は素晴らしいトレーナーです。
僕は上の動画のおかげでミドルが安定するようになりました。


でももう少しヒントが欲しいという方のために、
僕が実際に意識している、滑らかに裏声から地声へ移動するためのコツを1つお教えします。



それは、裏声から地声に変わるときの
喉の内部の変化する部分を意識する
ということです。



実際にやってみましょう。
まず、裏声を出します。喉の内部の筋肉を意識してください。

次に、声を出したまま、同じ音程の地声に変えます。
…喉の内部の変化した部分が分かりましたか?

「わからない(怒)」という方は、分かるまで裏声と地声を行ったり来たりしてください(怒)


「わかった!」という方は、
裏声から地声に移動するときの変化を、一瞬ではなく、
スロー再生するように意識すると、滑らかに移動出来ます。



これが出来れば、あとは動画内のアドバイスに従って発声するだけです。




まとめ

ミドルが、
裏声から地声に移る途中の声
だということが感覚的に理解出来れば、かなりの前進になると思います。


が、今回紹介したアプローチは、
”地声と裏声のどちらでも出せる音程”でないと成立しません。

さらに高い音域になってくると、このアプローチが使えませんので、
「ミドルボイスの感覚」をはっきり掴んでおくことが重要になってきます。



比較的低い音域で繰り返し練習して、更に高い音域のミドルも発声出来るように練習していきましょう。




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